男が女になるのはラクじゃないのよ。
監督・脚本:ステファン・エリオット 
撮影:ブライアン・J・ブレーニー 音楽:ガイ・グロス
CAST:テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィービング、
ガイ・ピアース、ビル・ハンター

ベルナテッド、ミッチ、フェリシア。
背負っているものも、生い立ちもバラバラな3人が
リゾートでのショーのためにシドニーを旅立ちます。

途中の町での一悶着、砂漠での立ち往生をくぐりぬけ、
たどりついたアリススプリングスで待っていたのは
ドラァグ・クイーンのミッチの妻と子ども???

差別、偏見、ケンカ、毒舌、いがみあい、ののしりあい…。
自分らしさを貫くためには、自分の中に隠し持っていた偏見をも、
認めて前を向かなければならない。
そんなことをグッドミュージックにのせて伝えてくれる映画です。

妹家族が住むニューヨークに遊びに行った時に観たブロードウェイミュージカルのひとつが、「プリシラ」でした。そして帰国してすぐにハービーさんが紹介してくれた映画が、「プリシラ」。なんと良いタイミング!最初私はこの「プリシラ」はミュージカルを映画化したんだと勝手に思い込んでいました。さらに映画はミュージカル映画なんだろうと思っていました。いずれもまったく違っていて、実際は映画をミュージカル化した作品だったし、映画はセリフを突然歌い出すことなく映画でした。舞台と映画の「プリシラ」、どちらも思い切り楽しく「魅せて」くれる作品で、ハートがキラキラ☆に包まれる感覚。舞台では観客席でもゲイのカップルや仲間同士がたくさん盛り上がっていたから、私たちも舞台の中に入り込んでいるような気分で楽しかったし、映画も映画なのにライブ感があって、曲に合わせて体が勝手に動いていて、「あ、私今すごい笑顔だ」って思っている自分が面白かったです。個人的にゲイの友だちも多く、よく一緒に笑いころげたり相談を受けたり相談をしたりして、共感したり、うそーって思ったり、なるほどと感心したりしています。世の中にはいろんな垣根や溝があって、それをなくそうとか、わかり合おうという気持ちはとても大事だと思うけれど、違いはあって当然じゃないかって考える私がいます。わかったふりはしたくないと思っています。わかり合えないかもしれないけど、大好きだし会いたい人たちがいっぱいいます。どんな垣根でもそれぞれあっていいから、小さな扉をつけて、たまに行き来できたらうれしい。失望も希望も欲望も、キラキラ☆に包み込んで「魅せて」くれた「プリシラ」でした。(koidemiho)


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