気持ちのコントロールなんて、できるのかよ。
監督・脚本:合津直枝 原作:江國香織 
撮影:中堀正夫 音楽:西村由紀江
CAST:原田知世、渡部篤郎、菅野美穂、大杉漣、
国生さゆり、木内みどり、初瀬かおる、日比野克彦、
浅野忠信、中井貴一

健吾から別れを言い出され、苦悩する顔を見て
承知してしまうリカ。
がらんとなった部屋、そこへ突然と表われた華子。
彼女こそ、健吾が好きになった女性でした。
子どもみたいな、いい気な女・華子にふりまわされるリカと健吾。

わりきれない気持ち、納得できない状況、決断できない自分。
それぞれが心に隠したものを、少しずつ表に出し始めた時、
思いがけない電話がかかってきます。

受け入れられないことを受け入れてこそ、
人は前を向けるのかもしれません。

落下する夕方

どうしてそれを許す?なんでそこで黙っているの?まさかそう行く?映画を観ていた私の頭の中は登場人物たちの言動が、わからないだらけでガヤガヤしていたけれど、それとは正反対に私の心の中は穏やかで、観ている映像のように静かで、ただただきれいだったから不思議。
私の楽しみとしてDVDで映画を観る時は、ソファに柔らかめの綿100%の敷パッドを敷いて、クッションを山積みにして、フカフカごろごろ寝っ転がりながら観るのが好き。今日もいつものようにソファでごろごろと映画を観始めたのに、やたらチクチクした肌触りを感じて、まるで化繊100%の布の上にいる感覚。でも映画が終わり頃になったら、しなやかでぬくもりがある綿60%絹40%の布に包まれている感触で、チクチクしていたのは映画を観ていて感じた私の気持ちだったんだって気づきました。頭じゃなくて、気持ちで観た映画でした。映画を観ている時は自分の感情に気づかずに淡々と観ていて、あ、終わったんだって思って、エンドクレジットの音楽と流れる文字をぼぉーっと観ていたら、ちょっぴり涙が滲みました。言葉で表せない涙でした。(koidemiho)


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