これは未来から現在へのタイム・トラベル。
監督:リチャード・リンクレイター 
脚本:リチャード・リンクエイター、キム・クリザン 
撮影:アン・ウォーカー=マクベイ 音楽:フレッド・フリス
CAST:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

ユーロパスで旅行中のアメリカ人・ジェシー。
ブダペストの祖母の家からパリへと戻るソルボンヌの学生・セリーヌ。
食堂車で意気投合した二人は途中下車。
明朝の飛行機でジェシーが帰国するまで、つかのまの時間を
たのしもうとウィーンの町を歩きはじめます。
橋、トラム、墓地、観覧車、カフェ、教会、クラブ…。
少年のようなジェシーは気持ちを伝える術をもたず、
セリーヌはもどかしく思いつつ踏み込めません。
夜通し歩いて辿り着いた公園で、これからどうしたいか?を確認しあう二人。

突然に出会った男女の感情の揺れをドキュメントしているかのような作品です。
プラットフォームでの別れ、どんな約束がかわされるのでしょうか?

ビフォア・サンライズ








観終わってから32分。まだドキドキがとまらない。一緒に旅をして、一緒に恋をしてしまった気分。軽く列車酔いをして、軽く徹夜明けの気分。
視線が触れ合い、言葉で触れ合い、腕に触れ合い、気持ちが重なり合う。キスして。ドキドキ。夢と現実、男と女、人生と運命…、ふたりが語るたくさんの言葉が、恋心だけでなく、「今この時」を生きる元気を刺激してくれました。そしてわたしは最近ちょっと、人生に焦りがちだったな、って気づいて、もっと「今」を大切に生きてみたら、何かが変わるかもって思いました。片思い中の人も、ラブラブの人も、募集中の人も、愛に疲れている人も、ビフォア・サンライズで、恋をしてみてください。偶然の出会いがきっと楽しくなりそうです。(koidemiho)

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック