石頭はいけないよ。
監督:ラッセ・ハルストレム 脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス 
音楽:レイチェル・ポートマン 
CAST:ジュリエット・ビノシュ、ヴィクトワール・ティヴィソル、
ジュディ・デンチ、アルフレッド・モリーナ、レナ・オリン、
ジョニー・デップ

しきたりに縛られた村へヴィアンヌとアヌークの母娘がやってくる、
開いたチョコレートショップ“マヤ”は村に物議をかもします。

頑なこころと、溶かそうとするこころ。
そこへ川を海賊がのぼってきてさらに事態を複雑に。
村人の気持ちにも、さざ波が立ち始めて…。

わかり合うこと、受け入れること、信頼すること、見守ること。
できそうで、できないことを超えるためのヒントが満載。

『ポネット』の主役だった娘の好演と
“チョコの身のこなし”に注目を!

ショコラ


「こころのごちそう映画たち」の映画を観ると、いつもいろんな涙を流す自分がいます。大泣き、笑い泣き、こらえ泣き、しみじみ泣き。。「ショコラ」では、ラストのシーンで、ほろっと涙ぐみました。
この「ほろっ」は、ほろ苦くてほろ甘い涙でした。受け継ぎ、守り、繋いでいく人生。枠をはみ出して、自由を楽しむ人生。自分の生きる道を探し求める人生。…人の数だけたくさんの人生があって、うまくいかないことに悩んだり怒ったりもするけれど、それでもみんな幸せを信じて、自分を信じて、明日を信じて生きていく。「私は間違ったことはしていない」って胸を張って言えるのに、つらいのはなぜ?「私は自分に正直に生きている」から後悔はないはずなのに、苦しいのはどうしてなの?そんな気持ちを、優しく溶きほぐしてくれた映画でした。そのままのあなたで、もう大丈夫だから、前に進みなさいって、「ショコラ」が背中を押してくれました。
ほろっと幸せになれる大人のファンタジーです。(koidemiho)

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