今しないと、永遠にできないことがあります。
監督:チェン・ホァイエン
CAST:イーストン・ドン、Saya

ギターを背に台湾一周の自転車旅行に出たミン。
高尾から花蓮、八斗子、林口と東海岸を回り、
彰化の祖父母の家をめざします。

撮影隊、兵役直前の若者、東欧のモデル、教師、
抗議活動の一行、媽祖様の祭にこころ寄せる人々…。

光、風、雨、音、香り…。
聴覚に不安があるからこそ“見る”ことを大切にするミン。

台湾の人と風景のうつくしさ、
そして、醜さまでも写し取られています。

練習曲

音楽が天職である友だちがいます。彼らの奏でる音は、わたしの皮膚呼吸をしている肌からどんどん入り込んで、わたしの心に到着して、そこで音符のカプセルが弾けます。音符のカプセルの中からは、今度はもっと小さくてやわらかい音符たちが何百か何千か生まれて、わたしの心のすきまに集まって、楽しそうに優しいメロディを奏で始めます。そしてわたしは元気になっています。同じ場所で同じ演奏を聴いても、心に響く音楽はひとりひとりの中で、その人のためのメロディに変化していくんだと感動しました。音楽が天職の良き友はミカチェンコとヒルマ弘。ありがとう。
で、なぜこの映画でその話?映画を観ていたら、道が五線譜に見えたから。音符が私たち。みんなで出す音、ひとりで出す音。音が出ない時もあったり、不協和音や雑音もある。そうやっていろんな音が五線譜の上で道になって進んでいく。そして映画の中で流れる音楽がわたしの心を元気にしてくれたから。そうしたら、ミカ&弘の顔を思い出して書きたくなりました。(koidemiho)


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