楽しむことを学ぶのよ。って。
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン
音楽:フィリップ・サルド
CAST:ヴィクトワール・ティヴィソル、マリー・トランティニャン、グザヴィエ・ボーヴォワ

母が運転するクルマで事故にあったポネット。
まだ4歳でママが亡くなったことを受け入れられず
天国から会いにきてくれることを願うばかり。
伯母さんやいとこに守られ、
寄宿学校の生徒にはからかわれつつ ママへの思いを一途につのらせ祈る日々がつづきます。

無垢なるこころは、きっといつか通じる。
薄着でお墓参りに出かけたポネットを待っていたものは…。

ポネット

最近はそんなに悩みもなく、けっこう楽しく過ごしていると自分では思っていたけれど、映画を観てラストに、ありえないぐらい号泣して気がついた。心の奥のほうには少しずつストレスがたまっていたみたい。まぁ仕方がないとか、これぐらいは頑張らなくちゃとか、苦労も学びだとか、大人なんだからさ、と思って行動しているけど、いやなものはいやなんだ私。そうだよ、つらさや悲しみを受けとめる心は大人になった今でも子どものままなんだ。私たちの心の奥にはずっとポネットのような小さな女の子がいて、私がしまい込んでいく「いやなこと」を受け止めてくれているのかもしれない。ポネットが乗り越えなくてはいけなかったのは大好きなママの死だったけれど、映画のラストは私たち誰にでも、どんな悩みにでもすべてこたえてくれていると思います。私の中のポネットが久しぶりに元気に笑ってくれた気がしました。(koidemiho)

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